御斎峠 -昔話-2023/07/30
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御斎峠(おとぎとうげ 標高:570m)は滋賀県甲賀市多羅尾と三重県伊賀市の県境にあり
信楽町六呂川地区と伊賀市西高倉地区をむすぶ位置にあります。
位置的に 近江から伊賀へと抜けるルートです。
御斎峠の名の由来は、鎌倉時代 臨済禅の高僧夢窓国師が
伊賀三田の空鉢山寺に来られたときに
村人が接待、斎(とき=食事の接待)をしたところからと伝えられています。
多くの小説の舞台として登場する御斎峠。
本能寺の変の後 徳川家康は命からがらこの峠を逃げ越えたと言われています。(諸説有り)
(今夜の大河ドラマ どうする家康 にも出てきましたね。)
昔、御斎峠には番人がいて峠を通る人々に 「お茶漬けを食べて来たか」と聞く。
「食べて来なかった」と言えばそのまま通してくれるが
もし「食べて来た」と言えば....
首をちょん切って中から食べたお茶漬けを取り出し
滝の水で洗って食べられたそうです。ひーーーーー
怖いですね。
御斎峠の展望台からは三重県伊賀盆地を一望でき絶景が広がります。
そんな美しい景色を望める御斎峠にまつわる 怖い番人のお話興味深いです。
夜多羅尾で車を走らせていると うちの娘は
「お茶漬けは食べてないと言うの? 食べたと言うの?どっち???」と確認しています。
番人に出会ったら大変ですものね!