花祭 -昔ながらの行事-2019/05/27
もう5月も終わろうとしています
はやいですね・・・・
お釈迦さまのお誕生日を祝う
花祭り は仏教の行事で
「灌仏会(かんぶつえ)」等ともいわれます。
お釈迦さまがお生まれになった4月8日を中心に行われ
祭りを否定する仏教で唯一
「祭り」といわれる行事です。
多羅尾では
4月末から
5月に行われる
花祭り
今年はGWに行われていました。
花祭りは
仏教徒行事として 其処此処で行われますが
意外と知られていません。
日本には7世紀頃に
中国から伝わり
お寺の行事として行われてきました。
多羅尾では
お寺に
お釈迦様と
甘茶が用意されていて
(甘茶とは
ユキノシタ科の落葉低木落葉性の低木アジサイの変種。
アジサイ科のガクアジサイと酷似しており
間違われる事が多い 甘茶
またその若い葉を蒸して揉み乾燥させたもの
およびそれを煎じて作った飲料のことも指す。 )
甘茶を お釈迦様にかけました。
(甘茶を お釈迦様にかける由来は
お釈迦様が誕生された時
天から甘露という甘い雨が降ってきて
それをお釈迦様の産湯にしたとされているから)
その後
甘茶を瓶に入れて持ち帰って飲んだり
甘茶を家の回りに
少しずつまくと
蛇が屋敷内に入らないと言われています。
お釈迦様の鼻くそ (あられのこと)をもらって
食べたりもしました。
この
鼻くそ は
地域により
お団子や
山梨では伝統食の
シャカコゴリがあり
(大豆 小麦粉 砂糖 水 塩で作ります。)
地域により色々です。
お釈迦様の鼻くそを食べると
お釈迦様の知恵を授かれる
といって子供たちがこぞって食べたり
無病息災を願って食べられていました。
鼻くそ 笑
という表現も
面白いですね。
本来は仏様への献花やお供え物のことを
花供御(はなくご) と言います。
その音とお返しのあられの形が似ていたことから
「お釈迦様の鼻くそ」と呼ばれるようになったそうです。
言葉遊び的で
日本語の
面白さがあらわれています。
「お釈迦様にとっては”鼻くそ”程度のものですが」
という謙遜の意も込められているそうです。
毎年GWに行われる
花祭り
どうしても
バタバタしていますので
なかなか参加出来ず
来年の
多羅尾の 花祭りは
参加できたらいいなと
思っています。