おまじない -タラオの風習-2018/10/02




今年は

本当に大型の台風ばかり

つい何日か前に

通り過ぎたかと思えば

 

次は25号が近づいてきています。

 

タラオノイエは 築150年あまりの

とても古い建物

台風が来る度

どうか何事もありませんように と

祈るばかりです。

 

いつもどっしりと構えているかの

タラオノイエ

梁の太さをみると

なるほど! とうなずけます。

 

タラオのじいは

お家のお庭に 鎌を立てています。

これは台風よけの

おまじない  風習

科学的根拠はないにしろ

古くは室町や 江戸時代より

あったおまじない 風習

屋根の上に

鎌を 風に 向けて立てる事により

風を切る!という 意味あいだそうです。

昔の人は

台風の原因は「風神様」

だと信じていました。

風神様が地を這うように

低く飛ぶから作物は倒され

屋根が飛ばされるのだと

ですので

自分の家や田畑の上を

風神様が飛ばないように

鎌を取り付けるのだそうです。

風神様の絵を見ると

風神様は背中に袋を背負っていて

その風袋から

風を出すのだそう


袋が鎌の刃に当たって

破けるのを嫌がるから

風の方向に向けて鎌を立てると

風神様が方向を変え

台風の被害を抑えられると

風神様の絵を眺めると

尚更 なるほど と感じますね。

なんとも面白い 風習です!

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