蒟蒻百珍-料理-2018/02/14
群馬県下仁田を中心に蒟蒻芋の栽培が
始まったのは400数十年も前
西国巡礼の農民が紀州から種芋を持ち帰ったことに
始まると言われています。
日本では それ以前にお茶と同様に
中国より伝わったと記されています。
もともとは砂払い(整腸)の薬効でしたが
鎌倉時代までには食品として確立し
精進料理に用いられるようになりました。
東南アジアや中国の一部でも今は
自生しているようですが
食用として栽培しているのは
世界広しといえ日本だけのようです。
英仏の軍艦が琉球に来航した
弘化3年(1846)
江戸日本橋2丁目の山城屋佐兵衛と
大阪心斎橋通 南久宝寺町の堺屋新兵衛で
発行された『蒟蒻百珍』は
現在の文庫本と同じ形の小冊子で
和紙を綴じた木版刷りです。
蒟蒻の様々な食べ方を紹介され好評を博した事から
当時蒟蒻を好んで食する方が
沢山いらした事がわかります。
小さな頃 母に「蒟蒻は砂下しするからいいんだよ」と言われていた事を想い出しました。
タラオの手作り蒟蒻で『蒟蒻百珍』に習い
様々な蒟蒻の食べ方を試してみたいものです。